NGT48の甲斐瑞季・細矢夏帆が島谷ひとみとともに新潟の市民公開講座に登壇。ステージ上での握力測定では予想外の展開が会場を沸かせた!
地元・新潟で肝炎啓発の輪を広げたNGT48の二人
2026年8月2日(日)、新潟市・ガレッソホールにて日本肝臓学会市民公開講座『光 ― 一燈照隅 肝臓を知ることが、あなたの未来を照らす』が開催された。厚生労働省「知って、肝炎プロジェクト」のスペシャルサポーターを務める島谷ひとみ、そしてNGT48から甲斐瑞季・細矢夏帆の2名が登壇。新潟大学大学院の寺井崇二教授とともに、肝炎ウイルス検査の重要性や肝臓と筋肉・食生活の関係について、約80名の参加者を前に熱いトークを繰り広げた。
地元・新潟を拠点に活動するNGT48のメンバーが登壇するとあって、会場には地域への親しみと健康への関心が入り混じった独特の熱気が漂っていた。アイドルが医療・健康分野の啓発活動に本格的に携わるこのプロジェクト、その現場はどんな空気だったのか。
「まずは知ることから」——無料検査の窓口を甲斐瑞季が紹介
トークセッションの冒頭、甲斐瑞季が新潟県内の肝炎ウイルス検査体制を紹介した。県内の保健所や30カ所の指定病院で、事前予約をすれば無料で検査を受けられることを来場者へ丁寧に呼びかけた場面は、地元メンバーならではの説得力があった。
寺井教授は「肝臓は『沈黙の臓器』と呼ばれ、初期段階ではほとんど自覚症状がない」と早期発見の重要性を強調。知らないうちに病状が進行してしまうリスクを説明しつつ、C型肝炎ではウイルスをほぼ排除できる治療薬が存在すること、B型肝炎でも副作用の少ない新薬が登場していることなど、最新医療の進歩についても紹介した。島谷ひとみは「『検査を知らない』ことが大きな課題。健康診断の項目に含まれている場合もあるので、ご自身だけでなく周りの大切な方にも呼びかけてほしい」とメッセージを届けた。
ステージ上で握力測定——甲斐瑞季の「12.7kg」が会場を爆笑の渦に
この日最大の盛り上がりを見せたのが、ステージ上でのリアルタイム握力測定だ。寺井教授が「筋肉は第2の肝臓」と呼ばれていることを紹介し、筋力低下(サルコペニア)の指標として握力が有効であることを解説。女性の健康基準値が18kgとされる中、登壇者全員が実際に測定に挑んだ。
島谷ひとみが「23.4kg」、細矢夏帆が「23.5kg」と鮮やかに基準値をクリアして拍手が沸き起こる一方、自信満々で挑んだ甲斐瑞季の結果は「12.7kg」。「18歳なんですけど…(笑)!?」と頭を抱えて困惑する甲斐の姿に、会場は温かい笑いに包まれた。寺井教授は「NGT48の皆さんのように歌って踊る活動は運動強度として約4METsに相当し、1時間行えば十分なトレーニングになる」とフォロー。楽しみながら身体を動かすことの大切さを伝えた。
食の都・新潟と肝臓——お酒との上手な付き合い方
「食の都」として知られる新潟ならではのテーマも取り上げられた。寺井教授は「新潟の食事は魚中心の和食が多く、本来非常に健康的。しかし近年は脂質の摂取割合が増加傾向にある」と指摘。伝統的な新潟の食事を基本に、運動を組み合わせることが脂肪肝の予防につながるとアドバイスした。
清酒消費量が全国トップクラスの新潟県民に向けては、アルコールの適量についても言及。過度な飲酒と運動不足が重なると肝臓が「フォアグラ状態(脂肪肝)」となり、やがて肝硬変へと進行するリスクがあることを警告し、休肝日を設けて週単位で総量をコントロールする重要性を強調した。地域の食文化に寄り添いながらも、具体的なリスクを伝える姿勢が参加者の心に刺さったはずだ。
「一燈照隅」——この光を全国へ広げていく
講座の終盤、本イベントのテーマ「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」——一人ひとりが自分のいる場所で精一杯輝くことで社会全体を明るく照らしていく——という理念が改めて語られた。島谷ひとみは「今日先生から教わった知識をしっかりと活かし、美味しくお酒や食事を楽しみながら健康を守っていきたい。この光をさらに多くの方々へ広げていきます」と力強く語った。
受検促進にとどまらず、検査後の適切な治療・生活習慣の改善までを見据えた二段構えの啓発活動を展開する「知って、肝炎プロジェクト」。NGT48の二人が地元・新潟でその輪を広げたこの日の講座は、参加者約80名が自身の健康と向き合う第一歩となった。肝炎ウイルス検査の詳細は、厚生労働省の公式サイトで確認できる。







