櫻坂46の2代目キャプテン・松田里奈が、2026年9月9日のブログで年内卒業を発表。8年間の軌跡に幕を下ろす卒業セレモニーは11月15日、ZOZOマリンスタジアムで行われる。
8年間の歩みに、自ら幕を引く決断
2026年9月9日22時、櫻坂46の公式ブログに松田里奈の言葉が静かに投稿された。「この度、年内の活動をもちまして、櫻坂46を卒業します」——キャプテン自らがつづったその一文は、Buddies(ファン)の間に大きな波紋を広げた。2018年の夏に坂道合同オーディションを経て欅坂46の二期生として加入し、もうすぐ8年。宮崎県出身、1999年10月13日生まれの松田里奈は、グループの歴史とともに成長してきた存在だ。
卒業を決断した経緯について、松田は自身のブログで率直に語っている。「自分は、期限を設けないとタイミングがわからなくなって、新たな一歩を踏み出せなくなると思い」、約2年前にスタッフへ「2026年に卒業したいです」と伝えたという。その後も「卒業するのを辞めることも片隅に置いて、まだ続けるか続けないのか何度も問いかけた」と明かし、簡単に出した答えではないことが伝わってくる。
それでも背中を押したのは、ある感覚の変化だった。「いつしかこれからの櫻坂に自分がいる未来が想像できなくなっていました」。制作やライブを想像するとき、当たり前にいたはずの自分の姿が消えていた——その気づきが、「今がタイミングなんだろうな」という確信に変わったという。
実感したくて、でも実感したくない——正直すぎる告白
ブログの中で松田が見せたのは、整理しきれない複雑な感情だった。「実感したい気持ちもあるけどしたくなくて、実感したら寂しくなっちゃうから、まだ目を逸らしていたいです」。その言葉には、グループへの深い愛情と、別れを前にした人間らしい揺らぎが滲んでいる。
それでも松田は前を向く。「新たな一歩を踏み出すことに、とてもワクワクしました!」とも書いており、卒業後の未来への期待感も隠さない。「なんてったって、櫻坂46が大好きなので!!!」という言葉が、すべてを物語っている。思いやりのあるメンバー、愛を届けてくれるBuddies、力を貸してくれるスタッフへの感謝を丁寧につづり、「やれるだけの事をやりきりたいです!」と力強く宣言した。
個人ファンへのメッセージも温かい。「まつりのお客様」という言葉を初めて使ったと明かしながら、「みんなには本当にたくさん支えてもらいました!まつりのお客様は私の誇りです!」と感謝を伝えた。残りの時間を「一緒に楽しもうね!!!」と呼びかける姿は、いつもの松田里奈そのものだ。
卒業セレモニーは11月15日・ZOZOマリンスタジアム
卒業セレモニーの開催も同時に発表された。2026年11月15日(日)、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われる「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」2日目にて実施される。なお、同ライブは11月14日(土)・15日(日)の2日間開催で、14日は通常のアニバーサリーライブとなる。
松田はブログの中で「まず大切なのはアニラなので、6周年を迎えることができた感謝の気持ちと7年目に繋がるライブをお届けします!」と強調した。卒業セレモニーはあくまでもグループの記念日を祝う場の一部であり、「セレモニーの時間は温かい気持ちで見守っていただけると嬉しいです!」と語っている。グループへの愛を最後まで優先する姿勢が、キャプテンらしい。チケットの先行予約は、櫻坂46オフィシャルファンクラブにて9月20日まで受け付けている。
キャプテンとして刻んだ4年間
松田里奈が櫻坂46の2代目キャプテンに就任したのは2022年11月のこと。欅坂46時代から数えれば、グループの激動の歴史をずっと内側から支えてきた。2020年10月のグループ改名、2021年の改名後初の全国ツアー、2023年の3期生加入、2024年11月の「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」——節目ごとに松田の姿があった。
現在はTBS系の情報番組「THE TIME,」に木曜レギュラーとして出演中であり、アイドルの枠を超えた活躍も見せている。「櫻坂46としての松田里奈、キャプテンとしての松田里奈を噛み締めながら、残りの時間を大切に過ごします」——そう誓った言葉の重さは、8年間を積み重ねてきた人にしか出せないものだ。
「櫻坂46の未来に繋げていける何かを、少しでも残せるように頑張ります!」。その言葉を胸に、松田里奈は最後の季節を走り抜ける。11月15日のZOZOマリンスタジアムで、Buddiesとともに迎えるその瞬間を、見届けてほしい。



